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技術の進化と、カバンの大きさの相関性。

前職の広告代理店に勤めている頃、出社前の確認は簡単だった。「携帯電話、財布、煙草」と唱えながら、持ち物確認をして自宅を出ていたことを覚えている。毎日手ぶらでくるボクに対して上司や同僚達が「カバンないの?」と聞くが、何でカバンを持ち歩くのか必然性が理解できなかった。クライアント先に行く時だけは手ぶらというのも具合が悪いので、何も入っていないアートバッグとかを持って行ったものだった。

しかし今のボクは、クロークでも「重いですね」と言われるほどの重いカバンを持ち歩いている。中身は三種の神器であった「財布、携帯、煙草」に加えて、ノートパソコン、iPhone、データカード、電源、デジカメ、パソコンのコード類、読みかけの本、書類、サプリ多数、等々。

当時もPHSベースのデータ通信カードを持っていたが、遅過ぎて使う気になれなかったので、まずノートパソコンを持ち歩かなかった。あとブログを書く事もなかったのでデジカメも存在すら忘れていた。しかし、ハイスピードのデータ通信がリーズナブルな定額費用で可能になり、そしてブログが習慣化してくると、この2つを持ち歩く必然性がでてきた。ただ、この2つを持ち歩くには手ぶらという訳にはいかず、カバンを持つことになった。カバンを持つと、進行中のプロジェクトの書類やら本やら、サプリやらと持ち歩きたくなるし、あとカード類を入れた名刺入れ(使う頻度の低いクレジットカードやお店のメンバーカード)なども持ち始めたりしてしまった。

結果、持ち歩くものへ「リスト入りさせる基準」が大幅に下がる事になった。佐藤可士和さんの超整理術の反対を突き進んでいる感じである。結局、本も読まなければ、書類も開くことはなく、頻度の低いカードは存在すら忘れ、サプリも朝しか飲まない。ノートパソコンだって本当はいらないのかも。そう思ってショルダーバッグにしてみようと考えた。そしてそこに入るものは、携帯、iPhone、煙草、ライター、財布、鍵、そしてiPadか。(ちょっと遅れたけどiPad 3Gの予約をしようとしたら、初回分の予約受付は終了したとのこと・・・。)

そんな感じで一度増えた荷物たちは、また減る方向になると思われ、ボクのカバンは手提げ型からショルダーにコンパクト化されると期待されるが、クラウドとかビジネスを支援するネット環境の快適な進化なくしてはありえないことだ。またそこには行動ターゲティングによる広告費の最適化のチャンスも転がっている。

全15段は、憧れでした。

アバターの興行収入が好調らしいが。これは、映画館という業態におけるアップサイドへの転換期を意味する。結局、DVDで見れてしまうものを、わざわざ映画館で見せるというのはマーケティング的には厳しいのだが(マジョリティを相手に)、映画館でしか見られない映像内容であれば必然として、観客は映画館に行くことになる。

そして、久しぶりに行った映画館で以前そうしていたようにポップコーンを食べ、コーラを飲み、そして以前とは違うキレイなシートの映画館にちょっぴり感動し彼らは、また近いうちに来ようと思うはずだ。映画館で映画を観る楽しみをRemindされたわけだ。そして、しばらく3D作品は、好調な成績を保つのだろう。

消費行動を変化させる「必然」を映画界は作り出した。

一方で、暗いというか、先が見えないのが新聞・雑誌である。特に雑誌は深刻で、速報性で劣るメディアにも関わらず、それをはね返すだけの強い文章や編集の力を感じる事が少ない。さきほども、とある雑誌を表紙の言葉に惹かれ買ったがすでにゴミ箱に入れた。メディアに携わる者として、ゴミ箱に入れる前になぜ魅力が少ないかを考えながらあらためてページをめくり返す作業はしてみた。感想は、インターネット普及以前であればマシだったかもしれない記事だが情報の深追いができる今の環境において取材力の弱さを感じるのは否めない。経費削減なんだろうなと、そう見えてしまったらおしまいじゃないかな。あとは写真を含め、ネット系の記事配信の会社にはできない強みをもっと活かすこと。文化の担い手としての気概が感じられない。そんな雑誌を、一食分の食事より高い金額払って読まないだろう。

新聞に関しても、先が明るいわけはない。ただ雑誌に比較すると、Distributionの仕組みの差が購読者の減少を緩和させているはずである。まだ損益分岐を超えているいるうちにやるべきことがある。まだキャリアの発表がないが、iPadが4月末日発売となっている。新聞が、ネットニュースに較べて良かった点は一覧性であったはずだ。それがiPadによって、失われることになる。(解像度次第だが)しかし、デジタル媒体での有料化を模索するには最高のタイミングであり、ターニングポイントになる。また、そのときは、新聞社の記事だからといって文章と写真だけでよいというわけではない。伝えるということにおいて必要であれば、動画も入れるべきだし音情報や、リアルタイムでの集計データとの連動などちょっと殻を破ってみたらどうかと思う。

しかし、何よりも新興メディアに負けない取材力を見たい。結局メディアという乗り物が変わってもコンテンツ力なんだ。一つ心配なことは、新聞紙がなくなったら自転車の手入れするときに、何を敷けばいいんだろ。(((゜д゜;)))